賃貸中に必要になる費用

毎月支払うことになる費用

賃貸住宅を借りるとき、毎月支払う費用が家賃です。家賃の支払いが滞れば、物件を退去させられてしまうでしょう。家賃は借りている物件ごとに金額が異なりますが、滞納が2～3ヶ月続けば強制退去の手続きが行われます。続いて共益費（管理費）は、マンションやアパートといった集合住宅であればわかりやすい支払いです。廊下やエントランスなどの共用部分の維持をするべく住民から集められます。戸建ての賃貸住宅でも共益費を請求されることがありますが、それは共同で使っている駐車場やゴミ捨て場の維持管理に使われたり、植栽の管理などに充てたりします。家賃と同じく共益費も個人の意志で拒否できるものではないので、支払いは遅れないようにしましょう。

契約の更新時に必要な費用

契約の更新時に、必要となる費用が更新料・再契約仲介手数料・更新事務手続き料などです。それらの費用は家賃を基準にして支払う額が決まるので、確認しておきましょう。物件によっては更新時の費用が不要となることもありますが、その代わりに家賃が相場よりも高く設定されていたり敷金礼金を多めに支払うことになったりするので気をつけなければいけません。賃貸の広告で、更新料が不要であることを大々的に宣伝している物件もありますが、デメリットがないかを確認しておくことをおすすめします。なお、更新時の費用は、地域差もあります。首都圏や京都では更新料を取る物件が半数以上なのに、北海道、関西、九州では更新料を取る習慣がほとんどありません。