賃貸契約の更新や退居に必要な費用

契約を更新する時には更新料がかかることが多い!

賃貸物件の契約を更新する時には、更新料を支払うことが多いですよね。しかし、実は法律的に更新料の支払いが義務付けられているわけではありません。あくまで大家さんが決めることなので、更新料がかからない物件もあります。大阪など関西エリアでは更新料を支払う概念がなく、無料になっているところが多いです。しかし、その他のエリアでは基本的に更新料が発生します。

エリアによって相場は変わりますが、家賃1ヶ月分を更新料にしている物件が多くなっています。一般的には2年契約で賃貸物件を借りることが多いので、2年に1回家賃の1ヶ月分を更新料として支払うと考えておきましょう。更新月の1ヶ月から2ヶ月前に、更新するかどうかの意思確認があるので、更新料のことも考えて更新するか決めてください。

退去時にはどのような費用が必要になる?

退去時には基本的に部屋の修繕費用が発生します。賃貸物件はあくまで大家さんや管理会社から借りているものなので、退去する時には元通りの状態にしておく必要があるのです。これを原状回復義務と言います。ただし、すべてを入居者が負担するというわけではありません。入居者が故意に付けた傷や故障させてしまった設備は入居者が費用を負担しますが、経年劣化による設備の故障や壁の変色などに関しては大家さんが負担することになっています。

また、入居者が負担する費用に関しては、契約時に支払った敷金などから差し引かれます。それでも足りない分は、退去時に上乗せして支払うことになるのです。退去時の費用がかさんでしまわないように、普段から部屋を綺麗に使うように心がけましょう。